- 2025年5月27日
【藤沢 内科】発熱などの風邪症状が起こる仕組み・対処法・予防法とは?
【藤沢 内科】発熱などの風邪の症状が起こる仕組みは?対処法や予防法についても解説
「発熱したけど、これって風邪?それとも別の病気?」
突然の発熱は、不安になるものです。さまざまな感染症が流行している昨今、なおさら心配になるかもしれません。こちらでは、風邪の症状が起こる仕組み、つらい症状を和らげる対処法、風邪の予防法などをご紹介いたします。藤沢周辺で発熱などの症状が現れたら、内科の受診を検討しましょう。
風邪の症状はなぜ起こるのか?

風邪をひくと、発熱、鼻水、咳、喉の痛み、倦怠感、食欲不振など、さまざまな症状が現れます。これらは、体内でどのような反応が起こっているのでしょうか。
発熱が起こる仕組み
発熱は、脳内の視床下部がサイトカインという発熱物質の影響を受け、体温の設定温度を上げることで引き起こされます。体温が上昇することで免疫細胞の働きが活発になり、体内に侵入したウイルスや細菌などの病原体への抵抗力が高まります。また、高温に弱い病原体もあるため、発熱によって増殖を抑制する効果も期待できます。
発熱はつらい症状ですが、病原体から身体を守るために必要な反応です。ただし、高熱が出たり、高熱が続いたりする場合は、医療機関の受診をおすすめします。
鼻水・咳・喉の痛みの原因
風邪をひくと、鼻水、咳、喉の痛みなどが現れます。これらは身体が病原体に対して防御反応を示すために起こります。
鼻水
鼻水は、ウイルスや細菌を体外に排出しようとする防御反応です。鼻に侵入したウイルスや細菌が鼻の粘膜に炎症を引き起こし、過剰に鼻水を分泌させます。これにより、病原体が体内に留まるのを防ぎます。
咳
喉や気管支に感染が広がると、炎症によって気道が刺激されます。異物や粘液を取り除くため、咳が出ます。気道がクリアに保たれ、感染を広げないようにします。
喉の痛み
喉が痛くなるのは、ウイルスや細菌が喉の粘膜に侵入し、炎症を引き起こすためです。炎症によって喉の組織が腫れ、痛みを感じます。喉の痛みは、過剰に喋らないようにしたり、飲食を控えめにしたりと、悪化を防ぐための警告としても作用します。
発熱と同じく、これらの症状は身体が病原体と戦っている証拠といえます。
倦怠感と食欲不振の理由
風邪をひいたときに全身の倦怠感や食欲不振が現れるのは、身体が病原体と戦うために調整を行っているためです。
全身の倦怠感
風邪による免疫反応が活発になると、体内では細胞や免疫物質が病原体と戦っています。この過程でエネルギーを大量に消費し、身体が疲れやすくなります。また、体温が上がることも倦怠感を強めます。身体は回復を促そうとエネルギーを集中して使用するため、動きたくても動けないように感じるのです。
食欲不振
免疫システムが活発に働くとき、身体はエネルギーを病原体との戦いに優先的に使います。食事から得られるエネルギーよりも免疫反応を優先させるため、自然と食欲が低下します。さらに、発熱やサイトカインには食欲を抑制する働きがあり、身体が休息と回復を優先できるよう、食事を取らなくても良い状態に導かれることもあります。
風邪の症状が出たときの対処法

家庭でのケア:水分補給と休息で回復を早める
風邪をひいたときは、水分補給と休息が重要です。症状を軽減し、回復を早めることができます。
水分補給の重要性
発熱すると体内の水分が失われやすいため、こまめに水分を摂りましょう。水、スポーツドリンク、経口補水飲料などがおすすめです。カフェイン入りの飲み物は避けましょう。
休息で体力回復
身体が病原体と戦っているため、休息が必要です。無理せず休み、十分な睡眠を取ることで免疫力を高め、回復が早まります。食事も軽く摂りながら、体調を整えましょう。
これらを実践することで症状を和らげ、早期回復が期待できます。
市販薬の使い方:自分の症状に合った薬を選ぶ
市販薬を使う際は、症状に合わせた薬を選び、正しく使用することが大切です。
総合感冒薬の選び方
複数の症状に対応できる総合感冒薬もありますが、必要のない成分が含まれていることもあります。自分の症状に合った薬を選びましょう。
正しい用法・用量を守る
用法・用量を守らずに服用すると、副作用が出る可能性があります。持病がある場合や他の薬を服用している場合は、薬剤師に相談することをおすすめします。
改善しない場合は早めに受診する
市販薬を使っても改善しない場合や症状が悪化した場合は、すぐに医師に相談しましょう。特に高熱や呼吸困難がある場合は、早急に受診してください。
病院に行く目安は?
風邪の症状が長引いたり、悪化したりした場合は、早めに医療機関を受診しましょう。特に注意したい症状は以下のとおりです。
- 高熱が3日以上続く(38度以上)
- 強いだるさや脱水症状
- 息苦しさやひどい咳が続く
- 意識がもうろうとする、反応が鈍い
- 我慢できないほどの強い頭痛
- 関節が赤く腫れて痛む
- 発熱を伴う強い腹痛
乳幼児や高齢者、基礎疾患がある方は、症状が軽くても早めに受診してください。また、急に症状が悪化した場合も迷わず医療機関へ相談しましょう。
風邪をひきにくくするには?効果的な予防法
風邪を防ぐには、日頃から予防を心がけることが大切です。規則正しい生活習慣を維持し、免疫力を高めましょう。
手洗い・うがいの正しい方法
感染症予防の基本である手洗い・うがいを、正しい方法で行いましょう。
手洗いの手順
- 1.石けんを泡立てる
- 2.手のひらを洗う
- 3.手の甲を洗う
- 4.指の間を洗う
- 5.親指を洗う
- 6.指先と爪を洗う
- 7.手首を洗う
- 8.流水で洗い流す
- 9.清潔なタオルで拭く
うがいの正しい方法
- 1.水を口に含む
- 2.上を向き、喉の奥でうがいをする
- 3.2~3回繰り返す
手洗い・うがいを習慣化し、感染リスクを減らしましょう。
適切な湿度を保つ重要性
室内の湿度を適切に管理することで、風邪のリスクを減らせます。湿度が低いと空気が乾燥し、喉や鼻の粘膜が弱くなり、ウイルスが体内に侵入しやすくなります。一方、湿度が高すぎるとカビやダニが繁殖しやすく、アレルギーの原因になることがあります。
最適な湿度は50~60%です。乾燥している場合は、加湿器を使用する、濡れタオルを室内に干す、観葉植物を置くなどの方法で調整します。湿度が高すぎるときは換気をこまめに行い、除湿器なども使用しましょう。
免疫力を高める生活習慣
風邪をひきにくい身体を作るには、免疫力を高めることが重要です。免疫細胞の働きを高めるには、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取しましょう。
また、睡眠不足は免疫力を低下させます。毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠を確保しましょう。良質な睡眠のためには、就寝前にカフェインを控える、適度な運動をする、リラックスする時間を作ることがポイントです。
人混みを避ける・マスクの着用
風邪を防ぐには、ウイルスへの曝露を減らすことが重要です。ウイルスは咳やくしゃみ、会話によって空気中に広がります。特に、人が多く集まる場所では、ウイルスが拡散しやすいため注意が必要です。
人混みを避けるのが難しい場合は、以下のポイントを押さえてマスクを正しく着用しましょう。
- 鼻と口を完全に覆う
- 隙間なくフィットさせる
- 定期的に交換する
これらの予防策を実践し、健康を守りましょう。
藤沢周辺で内科を利用するなら牛腸内科クリニックへ
風邪などの症状が現れた場合、まず受診したいのが内科です。牛腸内科クリニックでは、風邪をはじめ、幅広い症状・不調の診療に対応しております。地域のかかりつけ医として、藤沢周辺にお住まいの皆様の健康維持をサポートいたします。気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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藤沢で発熱のご相談は牛腸内科クリニックへ
院名 | 牛腸内科クリニック |
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院長 | 牛腸 俊彦 |
住所 | 〒251-0053 神奈川県藤沢市本町2丁目8−28 |
TEL | 0466-22-2821 |
診療内容 | 内科、発熱外来、生活習慣病、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症(痛風)、予防接種 |
営業時間 | 月曜~土曜:9時00分~12時00分
月曜・火曜・木曜・金曜:15時30分~18時30分 ※受付時間は各診療時間の15分前です ※発熱外来は11:30〜12:00になります。 |
定休日 | 水曜午後・土曜日午後・日曜・祝日 |
最寄駅 | JR「藤沢駅」から徒歩11分(約900m)
小田急線江ノ島線「藤沢本町駅」から徒歩9分(約700m) |
URL | https://gocho-naika.com |