【藤沢】内視鏡検査を予約！大腸カメラ検査が必要な方や発見できる病気は？

検査の目的

大腸カメラ検査は、大腸がんやポリープなどの病気を早期に発見し、適切な治療を行うことを目的としています。早期発見により、治療を迅速に開始でき、予後の改善につながります。

大腸カメラ検査のメリット

病気の早期発見

大腸カメラ検査では、大腸内を直接観察できるため、初期段階の大腸がんやポリープなどの病変を早期に発見できます。早期発見により、治療の選択肢を広げることができます。

ポリープの発見・切除ができる

検査中にポリープが見つかった場合、同時に治療ができます。別途手術を行う必要がなく、身体への負担を軽減することにもつながります。

精密な検査が可能

内視鏡を使って病変部分を詳細に観察できるため、他の検査では見逃される可能性のある微細な病変も発見できます。必要に応じて組織の一部を採取し、病理検査を行うことも可能です。

大腸カメラ検査の留意点

検査前に準備が必要

腸内を空にするため、検査前に下剤を服用する必要があります。この影響で、検査前日は食事制限があり、当日は頻繁にトイレに行くことになるため、負担を感じる方もいるかもしれません。

検査中の不快感

検査時、腸内に空気を入れて膨らませるため、一時的にお腹の張りや圧迫感が生じます。徐々に解消するものの、不快に感じることがあります。また、カメラで大腸を押されたときに痛みを伴うこともあります。

鎮静剤使用時の影響と制限

検査の負担を軽減するために鎮静剤を使用できます。ただし、鎮静剤を使用すると、当日は車の運転ができません。また、まれに鎮静剤の副作用として、吐き気や血圧の低下などが起こることがあります。

大腸カメラ検査に関して疑問点や不明点がある場合は事前に確認し、納得したうえで検査を受けることをおすすめします。

40歳以上の方

年齢とともに大腸がんのリスクは高まるため、40歳以上の方は定期的に検査を受けることが大切です。藤沢市が実施する大腸がん検診でも、40歳以上の方が対象者となっています。症状がなくても、早期発見・早期治療のために検査を検討しましょう。

便潜血検査で陽性反応が出た方

便潜血検査は、便に血液が混じっていないかを調べる検査です。陽性反応が出た場合、大腸ポリープや大腸がんの可能性があるため、精密検査として大腸カメラ検査を受ける必要があります。

血便・下痢・便秘などの症状が続く方

血便や慢性的な下痢・便秘は、大腸の病気が原因で起こることがあります。これらの症状が続く場合は、大腸カメラ検査で原因を特定し、適切な治療につなげることが重要です。

大腸がんのリスクが高い方

大腸がんの家族歴がある方や、喫煙・過度の飲酒・肥満などの生活習慣がある方は、大腸がんのリスクが高いとされます。リスクがある方は、定期的に大腸カメラ検査を受けましょう。

過去にポリープを切除したことがある方

一度ポリープを切除した方は、再発する可能性があります。定期的に検査を受け、ポリープの有無を確認することが大切です。

大腸カメラ検査は、自分自身の健康を守るための大切な一歩です。医師に相談してみましょう。

大腸ポリープ

大腸ポリープは、大腸の粘膜にできる隆起した病変です。大きさは数ミリから数センチまでとさまざまです。一部のポリープは将来的にがん化する可能性があるため、早期発見と適切な処置が重要となります。大腸カメラ検査では、ポリープの大きさや形状を詳細に観察し、必要に応じてその場で切除します。

大腸がん

大腸がんは、大腸に発生する悪性腫瘍です。早期の大腸がんは自覚症状がほとんどありません。進行すると血便や腹痛などの症状が現れます。大腸がんの多くは、早期の治療で完治できるといわれています。そのため、大腸カメラ検査による早期発見が非常に重要です。がんの有無や進行度などを確認し、適切な治療方針を決定するのに役立ちます。

炎症性腸疾患

炎症性腸疾患は大腸に炎症が生じる病気の総称で、代表的なものに潰瘍性大腸炎やクローン病があります。これらの病気は、腹痛や下痢、血便などの症状を引き起こします。大腸カメラ検査では、炎症の程度や範囲を確認し、診断や治療方針を定めます。

憩室炎

憩室炎とは、大腸の壁にできた小さな袋状の突出（憩室）に便などが溜まり、炎症を起こした状態です。症状としては、腹痛、発熱、吐き気、便秘などが挙げられます。軽症の場合は食事療法や薬物療法で治療しますが、重症化すると入院や手術が必要になります。大腸内視鏡検査では、憩室の有無や炎症の程度を確認できます。

虚血性大腸炎

虚血性大腸炎は、大腸への血流が一時的に不足することで、粘膜に炎症や潰瘍が生じる病気です。多くの場合、血流が回復すれば自然に治癒しますが、重症化すると大腸が壊死する可能性もあるため、注意が必要です。大腸カメラ検査では、粘膜の炎症や潰瘍の状態を確認し、診断に役立てます。

大腸カメラ検査は、これらの病気を早期に発見し、適切な治療へつなげるために非常に有効な検査方法です。健康管理の一環として、定期的な検査をご検討ください。