- 2025年5月27日
【藤沢 内視鏡専門医】胃カメラ検査で発見できる病気・検査が必要な方とは?
【藤沢】消化器内視鏡の専門医が解説!胃カメラ検査で発見できる病気は?検査が必要な方なども解説
胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査は、細い管の先端に取り付けられた小型カメラを口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。粘膜の炎症や潰瘍、腫瘍、ポリープなどを早期に発見できます。こちらでは、胃カメラ検査の目的、経口内視鏡と経鼻内視鏡の違い、胃カメラ検査で発見される病気、胃カメラ検査を受ける方などについてご紹介いたします。
藤沢周辺で、消化器内視鏡専門医が在籍する医療機関をお探しの方などもぜひ参考にしていただければと思います。
胃カメラ検査とは?

検査の概要と目的
胃カメラ検査は、消化管の健康状態を詳細に調べるために行われます。内視鏡を用いて、食道・胃・十二指腸の粘膜の状態をリアルタイムで確認し、がんや炎症、潰瘍などの早期発見を目指します。早期治療が可能となり、患者様の健康を守るための重要な検査となっています。
最近では、画像強調機能(NBI)や拡大内視鏡技術が使用され、より精度の高い診断が可能になりました。NBIは粘膜の微細な血管や構造を強調し、早期がんの発見に役立ちます。拡大内視鏡は粘膜を拡大して観察し、病変の性質を詳しく調べます。これらの技術により、早期発見・早期治療につながることが期待されます。
経口内視鏡と経鼻内視鏡の比較
胃カメラ検査には経口内視鏡と経鼻内視鏡の2種類があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、患者様の状態や希望に応じて選ばれます。
内視鏡の太さ
経口内視鏡は直径約1cm、経鼻内視鏡は約5mmと、経鼻内視鏡のほうが細いです。経鼻内視鏡は挿入時の異物感や嘔吐反射が少なく、比較的楽に検査を受けられます。一方、経口内視鏡は経鼻内視鏡よりも太い分、画質が良く、より詳細な観察が可能です。また、さまざまな処置具を使用できるため、病変が見つかったときにその場で生検やポリープ切除などが行えます。
挿入経路
経口内視鏡は口から挿入し、経鼻内視鏡は鼻から挿入します。経鼻内視鏡は口から挿入しないため、会話が可能でリラックスして検査を受けやすいです。ただし、鼻腔が狭い方や鼻中隔湾曲症などがある方は、挿入が難しくなることがあります。
どちらの方法にも特徴がありますので、医師と相談して自分に合った方法を選びましょう。
胃カメラ検査で発見される病気

胃カメラ検査は、さまざまな病気を早期に発見し、診断するための重要な手段となります。代表的な病気は以下のとおりです。
胃がん
胃の粘膜に発生するがんです。初期症状がほとんどなく、進行すると胃痛、吐き気、食欲不振、体重減少、貧血などの症状が現れます。早期発見・早期治療で完治する可能性が高いため、定期的に検査を受けることをおすすめします。
胃ポリープ
胃の粘膜にできる隆起した病変で、がん化することがあります。多くの場合、自覚症状はありません。ポリープがある場合、定期的な検査で監視することが大切です。
胃潰瘍
胃酸で胃の粘膜が傷つき、欠損が生じた状態です。胃痛、吐き気、胸やけなどの症状が現れます。早期に治療すれば回復しやすいため、痛みを感じた際には早めの受診をおすすめします。
十二指腸潰瘍
十二指腸の粘膜が傷つき、欠損が生じた状態です。空腹時の痛みや胃痛、吐き気などが症状として現れます。こちらも早期の発見と治療が回復を早めます。
逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流して炎症を引き起こす病気です。胸やけ、呑酸、げっぷなどの症状が見られます。放置すると食道に深刻な影響を与えます。
食道がん
食道の粘膜に発生するがんです。飲み込み時の違和感や痛み、胸のつかえ感が現れます。早期発見が難しいため、定期的に胃カメラ検査を受けることが重要です。
ヘリコバクター・ピロリ感染
ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因となる細菌です。感染していても症状が出ないことがあり、検査での発見が重要です。早期に発見して治療することで、胃がんのリスクを減らすことができます。
胃カメラ検査では、その他の病気も発見できます。定期的な検査で早期発見と予防につなげましょう。
胃カメラ検査を受けるべき方とは?
胃カメラ検査は、症状がなくても病気を早期に発見できる有効な方法です。以下のような症状がある方は、胃カメラ検査を検討しましょう。
胃の痛み・不快感
慢性的な胃痛、みぞおちの痛み、胃もたれ、胸やけなどは、胃や十二指腸の潰瘍や胃がんの初期症状の可能性があります。これらの症状が続く場合は、早期発見のために検査が必要です。
吐き気・嘔吐
胃腸の炎症や機能低下を示唆する症状です。原因を特定するために、胃カメラ検査が有効です。
食欲不振・体重減少
胃がんや消化器疾患のサインかもしれません。これらの症状が見られた場合、早期発見のために胃カメラ検査が推奨されます。
黒い便・血便
消化管出血の兆候となる危険なサインです。急を要する場合もあり、緊急で胃カメラ検査が必要です。
貧血
胃潰瘍や胃がんなどからの出血が原因となることがあります。貧血の原因を調べるために胃カメラ検査を受けることが重要です。
健康診断で「要精査」とされた場合
健康診断で異常が見つかると、より詳細な診断を行うために胃カメラ検査が有効です。早期に問題を発見するため、精密検査を受けましょう。
胃がんのリスクがある場合
ピロリ菌感染歴や胃がんの家族歴がある場合、胃がんのリスクが高いため、定期的な胃カメラ検査が推奨されます。
定期的な健康診断の一環として
特に40歳以上の方は、症状がなくても定期的に胃カメラ検査を受けることが重要です。早期発見・早期治療につながります。
少しでも気になる症状があれば、自己判断せずに早めに医療機関に相談しましょう。適切な検査を受けて安心を得ることが、健康を守る第一歩です。
胃カメラ検査を受けるうえでの注意点と準備
胃カメラ検査をスムーズに受けるために、検査前後の注意点や準備について説明します。
検査前の食事は、前日の夕食は消化の良いものを摂り、午後9時以降は絶食が必要です。水やお茶は検査の2時間前まで少量摂取できます。服用中の薬があれば、必ず医師に伝えましょう。特に抗凝固剤や抗血小板剤は、検査前に休薬が必要になる場合があります。
検査当日は、動きやすい服装で来院します。検査前に、口の中の金属類(入れ歯、ピアスなど)は外しておきます。検査時間は5~10分程度です。
鎮静剤を使用する場合、30分~1時間ほどで効果が切れ、帰宅できます。ただし、個人差があるため、医師の指示に従いましょう。また、自動車の運転や危険を伴う作業は避けましょう。
食事は医師の指示に従って再開してください。
藤沢周辺で内視鏡検査を受けるなら牛腸内科クリニックへ
胃がんなどの早期発見・早期治療には、定期的な胃カメラ検査がおすすめです。藤沢周辺で胃カメラ検査を受けるなら、牛腸内科クリニックをご利用ください。消化器内視鏡専門医による胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査を行っております。経口内視鏡と経鼻内視鏡どちらにも対応しており、患者様一人ひとりに合った方法をご案内いたします。検査内容に関する疑問点・不明点にも丁寧にお答えいたします。気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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藤沢で内視鏡の専門医をお探しなら牛腸内科クリニックへ
院名 | 牛腸内科クリニック |
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院長 | 牛腸 俊彦 |
住所 | 〒251-0053 神奈川県藤沢市本町2丁目8−28 |
TEL | 0466-22-2821 |
診療内容 | 内科、発熱外来、生活習慣病、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症(痛風)、予防接種 |
営業時間 | 月曜~土曜:9時00分~12時00分
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