- 2026年10月14日
内視鏡検査の時間はどれくらい?胃カメラ・大腸カメラ別の目安を解説
内視鏡検査を受けようと考えたとき、「仕事を休む必要があるのか」「当日は何時間くらい見ておけばよいのか」と予定の立て方に迷う患者様は少なくありません。
内視鏡検査は、カメラを入れている時間そのものは短い一方で、前処置や検査後の休憩を含めると、当日に必要な時間は検査の種類や受け方によって大きく変わります。
この記事では、胃カメラ・大腸カメラそれぞれの検査時間と、来院から帰宅までの所要時間の目安、鎮静剤を使う場合や同じ日に両方受ける場合の時間、当日の予定の立て方を、藤沢市で内視鏡検査を行う牛腸内科クリニックがお伝えします。
内視鏡検査の時間は「検査そのもの」と「当日の滞在時間」で考える

内視鏡検査の時間を考えるときは、カメラを入れて観察する「検査そのものの時間」と、受付から帰宅までの「当日の滞在時間」を分けて考えるのが、予定を立てるときのコツです。検査そのものは、胃カメラで5〜10分程度、大腸カメラで15〜20分程度と、多くの方が想像するより短い時間で終わります。
一方、当日の滞在時間には、問診や着替え、のどの麻酔などの前処置、大腸カメラでは腸をきれいにする下剤の服用、鎮静剤を使った場合の休憩時間などが加わります。
そのため、胃カメラは半日もかからないことが多いのに対し、大腸カメラは下剤をどこで飲むかによって、滞在時間が数時間単位で変わります。
胃カメラ(胃内視鏡検査)の時間の目安

胃カメラの検査そのものの時間は、5〜10分程度です。
来院後は問診で体調を確認したうえで、胃の泡を消すお薬を飲み、のどや鼻に麻酔をしてから検査を始めます。食道・胃・十二指腸を観察し、必要に応じて組織の一部を採取(生検)します。
鎮静剤を使わない場合は、受付から前処置、検査、医師からの説明、お会計までを含めて、1時間前後が目安です。鎮静剤(眠くなるお薬)を使った場合は、目が覚めるまで院内で30〜60分程度お休みいただくため、その分だけ滞在時間が長くなります。
検査後の飲食は検査終了から1時間以降、生検をした場合は2時間以上空けていただきます。
胃カメラは、前日の夕食を21時までに済ませ、当日の朝食を抜いて来院していただければ検査が可能です。当院では胃カメラの当日対応も行っており、事前の診察なしでご予約いただけます。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)の時間の目安

大腸カメラの検査そのものの時間は、15〜20分程度です。腸の長さや曲がり方、癒着の有無などによって前後し、検査中にポリープの切除や組織の採取を行った場合は、もう少し時間がかかります。
大腸カメラで時間がかかるのは、検査の前に腸の中をきれいにする準備です。下剤(腸管洗浄液)を飲み、便が透明な液状になって初めて検査ができる状態になります。
下剤を飲み始めてから腸がきれいになるまでの時間には個人差があります。この準備を自宅で行うか院内で行うかによって、当日の過ごし方が変わります。
下剤服用を含めた大腸カメラ当日の所要時間

当院では、下剤を自宅で飲む方法と、院内で飲む方法のどちらかをお選びいただけます。それぞれの当日の流れと所要時間の目安は次のとおりです。
自宅で下剤を飲む場合
検査開始の5時間前から自宅で下剤を飲み始め、便がきれいになったら、検査開始の20分前までに来院していただきます。来院後は着替えて検査を受け、鎮静剤を使った場合は院内で30〜60分ほど休憩してからお帰りいただきます。
院内にいる時間は短く済む反面、朝早くから自宅で下剤を飲む時間の確保が欠かせません。
院内で下剤を飲む場合
朝8時30分にご来院いただき、院内で下剤を飲みながら腸がきれいになるのを待つ流れです。看護師が便の状態を確認しながら進めるため、初めての方や、自宅でトイレの様子を確認するのが不安な方にも向いています。
一部、完全個室の下剤内服室も用意しています。院内での滞在時間は長くなり、検査や休憩、お会計まで含めると半日程度を見ておく必要があります。
鎮静剤を使う場合・ポリープを切除した場合の時間

鎮静剤を使うと、ウトウトと眠ったような状態で検査を受けられるため、検査中の苦痛を感じにくくなります。その一方で、検査後は目が覚めてふらつきがなくなるまで、院内で30〜60分程度お休みいただく必要があります。
鎮静剤を使った日は、車・バイク・自転車の運転ができないため、ご家族の送迎か公共交通機関での来院をお願いしています。
鎮静剤について詳しくは胃カメラ検査における鎮静剤のメリットもご覧ください。
大腸カメラの検査中にポリープが見つかった場合、当院では大きさや形によって日帰りで切除できることがあります。切除にかかる分だけ検査時間が延びるほか、検査後の食事は3時間以上空けていただき、当日は激しい運動や湯船につかる入浴を控えて、シャワーのみにしていただきます。刺激の強い食べ物や飲酒も、2〜3日程度は控えてください。
切除の有無は検査中に判断するため、大腸カメラの日は時間と予定に余裕を持たせておくと慌てずに済みます。
胃カメラと大腸カメラを同じ日に受ける場合の時間

胃カメラと大腸カメラは、同じ日に続けて受けることもできます。検査そのものの時間は2つ合わせて20〜30分程度で、当日の院内滞在時間は、自宅で下剤を飲む場合で約1.5〜2時間、院内で下剤を飲む場合で約4〜5時間が目安です。食事制限や下剤の準備、鎮静剤による休憩が1回で済むため、別々の日に受けるよりも通院の負担をまとめられます。
ただし、持病や服用中のお薬、腸の状態によっては、安全のために検査日を分けることがあります。
同日検査のメリットや注意点については、胃カメラと大腸カメラを同時に受けるにはで詳しく解説しています。
内視鏡検査の日の仕事や予定の立て方

内視鏡検査の日の予定は、検査の種類と鎮静剤を使うかどうかの2点で決めるのが基本です。鎮静剤を使わない胃カメラであれば、検査後に食事がとれる時間になれば普段どおり過ごせることが多く、午前中に検査を受けて午後から仕事に向かう方もいらっしゃいます。鎮静剤を使った場合は、休憩後も眠気やふらつきが残ることがあるため、運転や機械の操作、大事な判断を伴う仕事は避けてください。
大腸カメラは、下剤の準備から検査、休憩までに時間がかかるため、検査日は半日〜1日を検査のために空けておいてください。ポリープを切除した場合は当日の激しい運動を控える必要があるため、運動や出張などの予定も避けておくと無理がありません。平日に時間を取りにくい方は、土曜日の検査もご相談ください。
検査日以外にも必要な時間
大腸カメラは事前予約制で、検査の1週間前までに一度外来を受診していただき、検査の説明や常用薬の確認を行うためです。前日は消化のよい食事を3食とり、夕食を21時までに済ませて、夜に下剤を飲んでいただきます。
何を食べればよいか迷う方には、検査食(有料)もご用意しています。検査日だけでなく、事前診察と前日の準備の時間もあわせて予定に入れておいてください。
内視鏡検査の時間に関するよくある質問

予約から検査を受けるまで、どのくらい待ちますか?
胃カメラは当日の対応も可能です。大腸カメラは事前診察が必要なため、多くの場合は1〜2週間以内での検査をご案内しており、状況によっては当日や翌日に対応できることもあります。ご希望の日程がある方は、早めにご相談ください。
大腸カメラの検査時間が長くなるのはどんなときですか?
腸が長い方や曲がりが強い方、過去にお腹の手術を受けて腸が癒着している方は、カメラを奥まで進めるのに時間がかかることがあります。また、腸の中に便が残っていると観察に時間がかかるため、前日の食事や下剤の飲み方は、事前にお伝えする内容どおりに進めてください。
藤沢市で内視鏡検査をお考えの方は牛腸内科クリニックへ

内視鏡検査の時間は、検査そのものは胃カメラで5〜10分、大腸カメラで15〜20分程度と短い一方で、前処置や下剤の服用、鎮静剤を使った後の休憩を含めると、当日に必要な時間は受け方によって変わります。所要時間の目安を知っておくと、仕事や家庭の予定も無理なく組めるでしょう。
牛腸内科クリニックでは、日本消化器内視鏡学会専門医の院長が胃カメラ・大腸カメラを担当し、ご希望に応じて鎮静剤を使った検査や、個室を備えた院内での下剤服用にも対応しています。土曜日の検査や、24時間受付のWEB予約・LINE予約もご利用いただけます。大腸カメラの流れや費用は大腸カメラのページでもご案内していますので、検査日の予定にお悩みの方もお気軽にご相談ください。
